★(1年前…)2017年6月7日の夢叶は、『マクドナルドも参戦!空き時間にバイト』でした。
パンダで有名な上野動物園。
ジャイアントパンダの雌の子ども『シャンシャン(香香)』が観覧できるようになってから、混雑回避のため先着順で観覧時間を指定する『整理券』を配布していました。
パンダの赤ちゃんを一目見たいという強い想いを抱く人たちで整理券の発券枚数が、1日最大で9500枚に達する日もありました。
その『シャンシャンフィーバー』もようやく落ち着きをみせ、通常通りパンダ舎前に並んだ順に観覧でき、複数回見ることもできるようになりました。
観覧時間は午前9時半から午後5時まで。
行列の待ち時間を事前に知りたい方は上野動物園の公式ツイッターで随時発表しています。
可愛いパンダもさることながら、純粋無垢で愛くるしい動物たちを見ているととても癒されます。
しかし、
時として、人間の都合で動物たちに苦痛を課せてしまうことあります。
★『今後、ホワイトタイガーは飼育しません!という看板に込められた夢叶なのだ!?』
2018年2月。
福岡県大牟田市の『大牟田市動物園』がメスのホワイトタイガー『ホワイティ』の飼育舎前に設置された看板の内容が大きな反響を呼んでいることを知りました。
▶『今後、ホワイトタイガーは飼育しません。』
この看板に込められた想いは、ホワイトタイガーに対する愛だったのです。
出典: 大牟田市動物園提供
出典: 大牟田市動物園提供
▶「ホワイトタイガーはみんな親戚!?」
『ホワイトタイガー』…、
1950年代、インド北東部のベンガル地方で見つかった『ベンガルトラ』の白変種とされ、そもそも『ホワイトタイガー』という種は存在しないのです。
ベンガルトラの中で体毛が白くなる特別な遺伝子を持つホワイトタイガー。
その数はとても少なく繁殖させるために、やむを得ず兄妹や親子を交配させているという現状があったのです。
この不自然な交配を繰り返すことで起こった弊害は…、
生まれつき病気をもって生まれてくる個体が増えていくこと。
大牟田市動物園の『ホワイティ』も眼球は内側に寄ってしまい、後ろ足の関節が十分に形成されず、うまく歩けないというハンディを持っているそうです。
出典: 大牟田市動物園提供
さらにホワイトタイガーが増えると、園内にあるトラの飼育スペースをホワイトタイガーに割くことなり、新たに普通のトラを飼育するスペースも少なくなってしまいます。
これは絶滅が危惧されるトラを保全することに矛盾してしまう——
そう考えた大牟田市動物園はホワイティ以外のホワイトタイガーを新たに飼育しないと決めたのです。
大牟田市動物園・冨澤奏子さん
「ホワイティが生きている時になぜこんなことを書く必要があるのかと言われたりもしたんですが、当園としては生きている時に出すことに意義があると思っていますので、これを機会に正しい理解が深まっていけばと思っております」
この看板を製作したトラやライオンの飼育を担当する斉藤礼(あや)さん
「正しい情報と、事実をしっかり伝えないといけない。そう考えたことが、製作のきっかけです」
「預かった命をみとるところまでが、私たちの役割です。ホワイティの元気な姿を通じ、ホワイトタイガーを始めとした動物たちと、動物園との関わりについて考えてもらえれば、とてもうれしく思います」
と語っています。
「ホワイトタイガーを見ると幸せになれる」
そんな、迷信が話題を呼んで動物園の人気者になってしまったホワイトタイガー。
人間のご都合主義で弊害を被ったホワイトタイガーの飼育をしない!
この看板にに込められた想いは動物を愛する飼育員の密かな夢叶の1歩なのかもしれません。
(エムP)
素敵な音楽をありがとう!
6月7日生誕・徳永善也さん
【BEM】(バースディー・イブ・ミュージック)
【BGM-IN】「夜明けのブレス
★あなたが、この世に誕生したことが夢叶だった。
あなたの誕生日には、
どんな夢叶があたのでしょう…。
★イケてる大人計画
合わせてご覧いただけると幸いです。