日本人の想い…。
毎年この時期が来ると、ノーベル文学賞候補として名前が挙がっている、
作家の村上春樹さん。
しかし、その想いは今年も届かず…。
13日に今年のノーベル文学賞の受賞者が発表されました。
大方の予想を大きく覆し、
2016年のノーベル文学賞に輝いたのは、
米国のシンガー・ソングライター、ボブ・ディラン(75)さん。
この受賞、
日本では概ね歓迎ムードで報道されていますが、
欧米では受賞の是非をめぐる議論が沸き起こり、
特に文壇から不満の声を挙げる方が少なくないようです。
しかし、
ボブ・ディランさんは周囲の喧噪をよそに、受賞後に行われたLIVEでもノーコメント。かたくなに沈黙を守っているだけでなく、ノーベル賞事務局もコンタクトが取れず困惑しているといわれています。
このままでは、
1964年に同賞を辞退したジャンポール・サルトル氏以来、半世紀ぶりの不測の事態が起こるのか?
関係者は戦々恐々としているようですが…。
そんな、
関係者の悩みをよそに、
日本では、
歴史的快挙から一夜明け、
ボブ・ディランフィーバーが巻き起こっています。
ボブ・ディラン!ノーベル文学賞受賞でソニー・ミュージックレーベルズが夢叶なのだ!?
時間があったら、お近くのCDショップに足を運んでみてください。
ボブ・ディランさんの特設コーナーが設けられているかもしれません。
発売元のソニー・ミュージックレーベルズによると、
なんと、ボブ・ディランさんがノーベル文学賞受賞後!
CDのバックオーダー数は『全アルバム・トータルで2万枚以上』
前日比で100倍にも上る驚異的な数字を記録しているのです。
特に2007年発売の
ベスト盤『ディラン・ザ・ベスト』は、
どこの店頭でも品切れ状態。
ソニー・ミュージックレーベルズの担当者は、
「ボブ・ディランの素晴らしい作品を、まだ知らない人々や若い世代に知ってもらう絶好の機会と考えている。次世代へボブ・ディランの遺産を受け継いでいくために、今後大きなキャンペーンを企画したい」
とコメントとしCDの増産も決定しています。
更に、音楽・映像配信サービス『i-tunes』の
総合チャートではTOP200圏外から8タイトルがランクインするフィーバーぶり。
CD不況&音楽業界の再編と言われて久しい中、
史上初!歌手のノーベル文学賞受賞音楽業界を大きく活気づけてくれたのです。
そして、意外なところにも影響をを及ぼしていた。
ソニー・ミュージックレーベルズの親会社である
となり、今年の最高値を更新していたのだ。
とどまることを知らない!?
ノーベル文学賞受賞の影響力!!
来年以降は、村上春樹さんの関連株を購入してドキドキしながら、
一緒に夢叶したいものです。
さて、最後にちょっとだけタメになるお話を。
ボブ・ディランのCDには歌詞カードが付いていない!?
ある時期から、ボブ・ディランさんのCDには歌詞カードが付いていない!と言う事実を知っていますか?
自分自身が創り上げた音楽が、
いつ頃からか~~~~、
文学的に評価され、常に楽曲よりも詩(作詞)ばかりに目を向けられはじめていた。
この現象に違和感を覚えたディランさん。
現在、原盤には歌詞に関する情報が全く存在しないのです。
(※日本語盤には詞の対訳のみ掲載されています)
曲と詩が結婚して、
楽曲として新たな息吹きがこの世に誕生しているのに…、
なんか…、
とても…、
悲しいお話です。
魂が吹き込まれている文章に垣根はない。
これが、吾輩の想いです。
つい先日、
歌詞が浮き出る『リリック・スピーカー』が大きな話題を呼びました。
『リリック・スピーカー』は、音楽と同期して歌詞が表示される次世代型スピーカー。
我々の業界用語言うところの『歌詞W』
何が!凄いって!
スピーカーに内蔵された透過型スクリーンに歌詞が浮かび上がること!!!
ではなくて!!!
フォーク、ロック、J-POP等、楽曲の雰囲気
更には、歌詞の構成を分析!!
イメージあったモーショングラフィックスで歌詞を表現すること。
実は、吾輩が作詞した楽曲で実際の表現力を見たんですが感動ものでした。
サイフォンで淹れたてのコーヒーを飲みながら
『リリック・スピーカー』で
『Blowing In The Wind』 の日本語訳の歌詞を浮かび上がらせながら、
素敵な時間(とき)を過ごしたいものです。
あっつ!
このセリフ!!
エムPは、英語がわからないことを露呈していますね。
今日は、このあと英語が話せる方と打ち合わせです。
英語を勉強して
めざせ!!はりうっど!!
頑張りま~~~すぅ~~。
(エムP)
【BGM-IN】「Blowing In The Wind」(Bob Dylan)