生放送中の合間を狙ってスタジオにやってきたダンディーな男。
その名は、
職業は、漫画原作者。
漫画と言えば、
スポーツ、恋愛、SF、推理モノ、他、様々なジャンルがあるが、
『ネオン街モノ』
という新ジャンルを切り開いた青年漫画界、最大の功労者の1人である。
代表作は、
『女帝』=銀座のクラブの世界
『夜王』=ホストの世界
『嬢王』=キャバクラの世界
『女帝花舞』=京都祇園の世界
等々。
ネオン街に身を置く人たちのバイブルになっていると言っても過言ではない作品。
そして、
ネオン街のバイブルを国内のみならず、海外も視野に入れ大きな野望を描いていたのだ。
漫画原作者・倉科遼が描く、夜の世界。今度は、海外のネオン街を描いた『LAの女帝』を手渡される夢叶なのだ!?
御年65歳を迎えるが
私よりも高い目線を持つ、この世代には珍しいBIGMANである。
2016年は挑戦の年にすると語っていた倉科遼さん。
演劇を企画・プロデュースしたり
水面下では映画の企画も動かしている等、精力的な活動は留まることを知らない。
更に、
「も~う!ネタ切れでしょう~~。」
と思われていた『ネオン街モノ』では、
明治日本の西洋化を
『偽物だ!』
と糾弾していた文豪・永井荷風を題材にした評伝的フィクション漫画
『荷風になりたい』
永井荷風先生の作品を読んだことが無い~~~、
というみなさまは、この機会に少し覗いてみてください。
革命的な男性論。
風俗に関する価値観が大きく覆されるかも知れません…。
実は吾輩この漫画の密かなファン!
心の声が届いてしまったかどうかは定かではなりませんが、
自らがコミック化されたということでお届けになってくれたのです。
大先生がわざわざお越しいただくなんて恐縮の極みでございます。
ちなみに、この漫画の中に倉科さんが登場するシーンが度々あります。
漫画の世界に登場している倉科遼さんよりも
実物の方が何倍もカッコイイことを伝えしておきます。
そんなことを思いきや近況を語りあっていた最中、
紙袋からもう1冊、高層ビル群が描かれている本が顔を現した。
背表紙に黄色い文字で書かれていたタイトルは!?
『LAの女帝~茶々~』
ロサンゼルスのネオン街を闊歩して歩く日本人が集うクラブ
『茶々』
その存在を耳にしたことはあったが、吾輩が足を踏み入れたことはなかった。
そんな吾輩のような人たちに
倉科遼さんは、
「この『茶々』の存在を一人でも多くの人に知ってもらいたい」
と熱く語っていたことがあった。
その夢を実現するための1歩として、
ロサンゼルスで伝説のクラブオーナー茶々の波乱に満ちた半生を書き下ろしたのだ。
あとがきに記されている言葉
「幸せの形、成功の形、考え方や価値観は、誰ひとり同じではない。さまさまな人が存在し、正解などを用意されていないこの世の中。だからこそ、迷い苦しむことがあっても、己の信念を強く持ち、社会、、現実、人々そして自分自身に向き合う勇気。あきらめない根性-------それさえあれば、何事もきっと解決できるし、実現できるはず」
「LAから見ていると、最近の日本と日本人は元気なく見えるんだよね。日本人がみんな内向きになっているように思えるんだよね」
「”ジャパン・アズ・ナンバーワン”と世界で言われていた頃の日本と日本人は、もっと熱く元気だった気がする。私は日本人が大好き。その日本にもっともっと元気を出して欲しくて…。私の生き方、生き様が少しでも世の中を元気づけられれば、と願ってインタビューに答えたけど…」
茶々は、そう謙虚そう言った。その茶々の思いにどこまで応えられいるのか、不安はあるが、精一杯書かせてもらいました。
LAに行かれることがあったら、ビジネスや観光のついでに彼女のお店に立ち寄ってみてはいかがですか。
倉科遼さんが、私に手渡ししてくれたこの本に籠められた熱き想い。
しかと受け取りました。
一緒に切り開いていきましょう。
素敵な作品を世に送り出し…、
たくさんのひとに感動を与えるために…。
倉科さん。
素敵なメッセージをありがとう。
(エムP)
【BGM-IN】「銀座の恋の物語」(石原裕次郎&牧村旬子)
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*1:「LAの女帝~茶々~」あとがき抜粋