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『リオデジャネイロ オリンピック』は、
2016年8月5日~8月21日に開催されます。
そして、
2016年9月7日~9月18日に開催されます。
開催を重ねる度に、参加者が増え、新たな記録を生み出しているパラリンピック!
今年も、様々な選手が注目を浴びています。
そんな中、吾輩が注目している1人が、大西瞳さん
2012年からNHK・Eテレの障がい者バラエティー番組『バリバラ』で司会を務めているのです。
毎回、あえてミニスカートを履いて大胆に義足を露出している彼女。
「みんな競技用は見たことがあっても、日常の義足を見る機会はほとんどないですよね。今の義足はすごく機能的でかっこいい。だからもっと見てもらいたいと思っています」
と明るく話す。
その彼女の明るさと大胆さに、同じ障害を持つみなさんにどれだけ勇気を与えていることか。
そんな大西瞳さんが、大好きな『バリバラ』の出演を休んで、調整に集中すべき日がやってきた。
大西瞳、日本人初の17秒の壁を破る16秒90のアジア新記録で優勝で夢叶なのだ!?
大西瞳さんが、パラリンピックに情熱を傾けるきっかけとは…、
中学、高校と陸上部員として、いつかは日本一になって『五輪』に出場してみたい。
しかし、
今から16年前の2000年9月、風邪から心筋炎を患い、足の付け根からカテーテルを入れる治療が合わず、右足が壊死(えし)して太ももから切断するという悲劇に見舞われた。
心臓にはペースメーカーも入れた。
2001年に切断障がい者の陸上クラブ『ヘルスエンジェルス』を設立していた義肢装具士の臼井二美男さんに
「走れるようになると、きれいに歩けるようになるよ」
と言われ義足を依頼した。
臼井二美男さんに言われた通り、きれいに歩けるだけでなく、走れるようになっていくと、再び本格的に陸上を再開した。
その結果、
4年前の『ロンドン パラリンピック』に女子で唯一補欠として参加することができた。
目の前で繰り広げられるスポーツの祭典!
今まで体験したことがない熱気と緊張感に興奮した。
そして…、
次のリオデジャネイロ大会では、選手として出場したいという夢を掲げた。
ここから、大西瞳さんの本格的な戦いが始まった。
区役所に務めながら、専任コーチをおくこともできず、記録が伸びずに苦悩した。
自ら打ち立てた100メートルの日本記録も10代の若手に塗り替えられた。それでも
「焦りもあったけど、それがよかったのかもしれない」
と前向きにとらえ続け諦めることはなかった。
そんな彼女にパラリンピックの神様が微笑むときがやてきた。
昨日から
【陸上:リオデジャネイロ・パラリンピック代表選考会兼ジャパンパラ大会】
が開催した。
T42(片大腿切断など)女子100メートルで、39歳の大西瞳さんが、日本人初の17秒の壁を破る16秒90のアジア新記録で優勝したのです。
大西瞳さんは
「今日は後半が楽でした。リラックスして走れたんです。16秒台は目標にしていましたが、まさか今日出るなんで思いませんでした」
と笑顔を見せた。
日本記録17秒32を実に0秒42も更新する16秒90は、
2015年以降の世界ランク6位に相当する大記録。
悲願のリオデジャネイロ・パラリンピック出場が一気に現実味を帯びてきた。
大好きな『バリバラ』のMCを休んでまで臨んだ大会!
「それだけに結果を出してうれしい」
と語った大西瞳さんに
『パラリンピック出場決定』
という吉報が1日も早く届きますように~~。
【BGM-IN】「走れ!」(ももいろクローバー)
大西瞳さんの姿に希望と勇気をもらっているひとがたくさんいます。
陰ながら応援いています。
(エムP)